1989年式 911 Gシリーズ（930カレラ3.2・G50）をベースに、
イギリス・コッツウォルズのRENNSPORTが一台ずつ仕立てるレストモッド。
【911 RENNSPORT ST】が入庫致しました。

近年のクラシックポルシェの世界では、当時のキャラクターを大切に残しつつ、エンジンや足まわり、質感を現代の水準に合わせて見直す「レストモッド」という考え方が広がっています。
【911 RENNSPORT ST】は、まさにそのスタイルで仕立てられた一台です。
空冷911らしい佇まいはそのままに、走りと質感を現代の水準へと引き上げています。

エクステリアカラーには、深く艶やかなオーバージーンをセレクト。
930のボディにSTワイドアーチを組み合わせた力強いフォルムを、どこか静かで上品な雰囲気へとまとめ上げてくれる色味です。
サイドに走るRENNSPORTのロゴと相まって、  力強い佇まいの中にも、大人びた品の良さがしっかりと感じられます。

機関系につきましては、930カレラ3.2に搭載されていた3.2リッター水平対向6気筒をベースに、RENNSPORTが排気量を3.4リッターまで拡大した自然吸気ユニットを搭載しております。

ライトウェイトピストンや専用カムシャフトをはじめ、多くの専用内部パーツが組み込まれており、低回転から厚みのあるトルクを発生させつつ、高回転まで淀みなく吹け上がる特性が持ち味です。

最高出力は約320psとなっており、空冷らしいダイレクトなレスポンスと伸びやかなフィーリングをお楽しみいただけます。
 

トランスミッションには5速G50ギアボックスを組み合わせており、クラッチには油圧式のスポーツクラッチを採用しております。

ペダルを踏み込んだときに感じられる適度な重さと節度のあるフィーリングが特徴で、エンジンのトルクをしっかりと受け止めつつ、ドライバーの操作に忠実に応える仕様となっております。

シフト操作に対するクルマの反応も素直で、意のままにコントロールしている感覚をお持ちいただけるセッティングとなっており、とても密度の高いドライビングフィールを味わっていただけるかと存じます。
 

制動面では、フロントに6ポットのアルミキャリパー、リアに4ポットの鍛造キャリパーとクラブスポーツディスクを装備。
ハイグリップタイヤと相まって、空冷911としては驚くほどしっかりとした制動力とコントロール性を備えています。

サスペンションはフロントにトーションバー、リアに電子制御アクティブショックアブソーバーという組み合わせ。
車内のコントローラーで減衰特性を切り替えることができ、街乗りからワインディング、サーキット走行まで、シーンに応じた足まわりを選ぶことが可能です。

インテリアは、クラシックな雰囲気と英国らしい上質さが同居した仕立てです。

ハリスツイードの千鳥格子とレザーを組み合わせたシートや内張りは、1970年代のレーシングポルシェを思わせるムードと、現代のビスポークカーらしい品の良さを同時に感じさせてくれます。

今回の個体は、イギリスで RENNSPORT が完成させたコンプリートカーがそのまま日本に渡ってきた一台です。
世界的な空冷ブームの中で、空冷911の味わいを大切にしながら、走りや仕立てにもこだわりたい方に、ぜひご注目いただきたい、 RENNSPORT ならではの一台でございます。  

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【 RENNSPORT ビルドオーダーについて】

RENNSPORT のクラシック911は、基本的にすべてがオーダーメイドで製作されます。
ST、RSRといった各モデルをベースに、
クーペ／タルガ、右ハンドル／左ハンドル、エクステリアカラー、
レザーやハリスツイードなどインテリア素材まで、一台ずつご希望に合わせた仕様をお選びいただけます。

オートダイレクトは、日本における RENNSPORT ビルドのご相談窓口として、
ベース車両の選定から仕様決め、完成車の納車までをトータルでサポートいたします。
仕様や納期、ご予算感など、まずはお気軽にお問い合わせください。

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弊社では車両のご案内を「予約制」とさせていただいております。
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